Chapter 20: Lomography の普及

ウィーンにおけるロモグラフィー人気に押されて、ロモグラファーはロシアのLOMO PLC の Lazar Zalmanov との会談を決意しアポイントメントを取った。彼らは就職活動用の初々しいスーツに身を包み、アエロフロート・ロシア航空で一路サンクト•ペテルブルクへと向かった。彼らのミッションは只1つ:LOMO LC-Aの生産の存続を求めることだったのだ。

21. ロモグラファーがプレゼント(5Lボトルのウィスキー)LOMO PLC 社長 のKlebanov氏に渡している。22.ウィーンのクルーがサンクト•ペテルブルクの職員にロモグラフィーを紹介している。23.編集者Manfred Zollnerが1995年の2月にドイツの写真誌FotomagazinでLOMO LC-Aを紹介している記事。

ロモグラファーはウィーンへ帰国し、現実に舞い戻った。ここからは法律や経済、そしてドイツ人学生にとっては、立派な仕事を探し、真剣に人生に対して集中する時であった。残念なことに、彼らはその人生をこの古いロシア製コンパクトカメラとそのクレイジーなイベントの組織に捧げることができなかった。それとも、できたかもしれないが。この時ロモグラフィックソサエティーは財政上の展望のかけらも持ち合わせていなかった。資金は文化団体による支援金、学生メンバーのポケットマネー、そしてウィーンでLomographyを趣味とそして始めた友人達によって支えられていた。

しかし、すぐに学生寮に朗報がやって来た。バイエルンの写真雑誌の編集者であるManfred氏が突然ロモグラフィックソサエティーやって来て、その厳しい状況をいっぺんに変えてしまったのだ。なんと、Manfred氏はドイツの人気写真誌「Fotomagazine」に12ページの及ぶロモグラフィーの記事を掲載。その記事はウィーンにおけるLomographyの人気を後押しした。

学生寮の赤電話は鳴り続け、新しく買ったファックスは1キロにも及ぶ長さのメッセージを吐き出し、郵便受けは毎日50~100通の手紙やポストカードで埋め尽くされた。「LOMOが欲しい!」それは、ドイツ北部からオーストリアの南ブルゲンラントまで知れ渡っていた。この大人気に押されて、Lomographic Societyの代表ロモグラファー達はLOMO PLCのLazar Zalmanov氏との会談を取り決めた。彼らは就職活動用の初々しいスーツに身を包み一路サンクト•ペテルブルクへと向かった。彼らのミッションはただ1つ:LOMO LC-Aの生産の存続を求めることだったのだ。

24. パソコンはロモグラファーの仕事をより簡単にした。

このミッションを成功に導く為に、彼らはLOMO PLC社長Klebanov氏へプレゼントする為に空港で5リットルボトルのウィスキーを購入した。当時、Klebanov 氏はロモグラファーを個人的に迎え入れ(最終的には彼らのアプローチの仕方は彼らを礼儀正しく見せた。)、ウィーンのLomographic Societyとサンクト•ペテルブルクのLOMO PLCの間での初めての正式な契約を締結した。これにより、1000個のLOMO LC-Aがウィーンへ届けられることとなった。もしこの1000個のLOMO LC-Aがウィーンで人気を得て、ロモグラファー達が更に多くのカメラを望めば、この契約は延長できることになっていた。その後は、すべてがうまくいった。ロモグラファー達はLOMO LC-Aを救ったこと、そしてLomographyという国際的な文化活動の未来にとても興奮していた。ロモグラファーはChugunnaya通りで会ったLOMO PLC幹部との交渉とウォッカによる疲れで、帰りの飛行機の席に座るとすぐに眠りについた。

「なんてことだ、今までLOMO LC-Aがこんなに人気になるなんて夢にも思わなかったよ。」と広報のZalmanov氏は笑みを浮かべて、「ロシアでは今まで誰もこの小さな物を引き受けてくれなかったのに。」社長のKlebanov氏は小さな音立ててお茶を飲み干し、こうまとめた、「とにかく、私たちが個々の部品を生産したカメラの在庫をロモグラファーに販売することができてうれしいよ。まだカメラらを組み立てなければいけないけど、もう大きくて高価な生産工場は必要ないんだ。私たちのLOMO LC-Aとの日々はもう終わったんだ。このカメラを私たちの製品から外す時が来たんだよ。」

25. ロモグラファーが撮影中。 LomoTravel Vietnam。1996年。

LOMO LC-Aの歴史を収録したLomo LC-A Big Bookは
こちら

written by ungrumpy on 2011-08-27 #history #lc-a #library #lomography
translated by hanahana

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