Lubitel+ マスタークラス : フィルム感度に合わせたカメラの操作

以前、Lubitel マスタークラスでは、LOMO Lubitel 166+で撮影することができるパーフォレーション穴ありの35mmフィルム写真についてお伝えしました。今回は、自然と感度に合わせてカメラを扱いたいときにどうやって合わせていくかの方法例をいくつかお見せ致します。

ILFORD PAN F 50という低感度、ISO50フィルムを使用した写真の場合
– 曇りの夕方前は、スケートボードを持ったこの男性の写真のように 「wow! yeah!! ファッション誌っぽくカチッとキマってる!!!!」という写真を撮るには、ベストな環境のように思えます。でも、たまたまこのフィルムのように低感度のモノクロフィルムを詰めていてフラッシュも使えないとなると、こういったスタイルの写真が撮れる見込みはありません。

なぜか。 LOMO Lubitel+ の裏蓋についている表を見てみましょう。1/125秒(シャッタースピード)でf/4.5(絞り)を示しているとします。この値はISO100で適正ですから、ISO50のフィルム(100の半分)で設定を調整しなければなりません。低感度のフィルムは同じシーンを写すにもより多くの光がないといけませんから、光がレンズを通して入る時間を長くする、もしくは絞りを大きく開くかをしなければなりません。

もっと具体的な例えを。1本のボトルに1リットル入れたいとき、ボトルの口によって一定の時間がかかります。もう1本の2倍大きい口のボトルなら、2つのボトルに同じ1リットル満たすのにも半分に時間で済みます。

先程の例の値へもどりましょう。ISO50にぴったりの値までボトルの口の大きさを広げることができるかもしれません。一続きになっているなかで次のf値は2.8のはずですが、LOMO Lubitel+では使えませんので、代わりにシャッタースピードを調節するしかありません。なぜより小さいf値がより大きい絞りを示すのかと思われたなら、実際にはf/4.5、f/5.6、f/8…つまり分数だということを覚えておいてください(8人でケーキを分けるとき、2人で分けたよりも一切れは小さくなりますからね)。

まだf/4.5のままで、ISO50のフィルムにもっと多くの光を入れなくてはならないとすると、次のシャッタースピードの設定は1/60秒、これは手持ちでブレなく撮るにはベストです。
これで、完璧ですかね?いや、1つだけ考えなくてはいけないことがあります。被写界深度です。

簡単にいうと、被写界深度というのはこういうことです。
絞りを大きく開けば、ピントは正確に合わせなくてはいけなくなり、絞りが小さければ、より広範囲にピントが合います。被写体近づけば近づくほど、いくつか例に示す通り、この範囲は狭くなります。

焦点距離が0.8m
f/4.5: 0.78mから0.82mまでのすべてにピントが合います。
f/22: 0.71mから0.92mまでのすべてにピントが合います。

焦点距離が3m
f/4.5: 2.7mから3.4mまでのすべてにピントが合います。
f/22: 2mから6.4mまでのすべてにピントが合います。

焦点距離が8m
f/4.5: 6.2mから11.2mまでのすべてにピントが合います。
f/22: 3.3mから無限遠までのすべてにピントが合います。

絞りをf/22にセットしてぴったりのピントを探すのに時間をあまりかけないこともできますが、今はIlford Pan F 50の話です。( お手元の LOMO Lubitel 166+ を見てください )暗い方へ向って4.5から22まで5段階ありますが、その分だけシャッタースピードも1/60秒から1/2秒(この場合、"B"モードにして手動できっかり0.5秒になるよう願ってシャッターを切らなくてはいけません)まで落とさなくちゃいけません。つまり三脚が必要になるか、地面に LOMO Lubitel 166+ を置くか、もしくは手持ちで使うならはっきりした写真になるのを諦めるということです。

ぼやけているのも悪いこととは限りません。被写界深度が浅くて役立つこともあるのですから。f/4.5にして近距離で人物のポートレートを撮ると、全くピントを外れて背景をぼかすこともできるんです。

そうなんです、常にベターなところでフィルム感度に合わせてカメラを操らなくてはいけないのですね。

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written by lucasjakobsson on 2011-06-10 #news #lubitel #film-speed #masterclass
translated by reservoirpiggies

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