トーチカ: Diana Instant Back+を使ったPIKA PIKA

トーチカ。ナガタタケシとモンノカヅエを中心にしたクリエイティブ・ユニット。映像作品《PIKA PIKA》で2006年にオタワ国際アニメーション映画祭特別賞、文化庁メディア芸術祭特別賞を続けて受賞。2008年にはクレルモンフェラン国際短編映画祭Labo部門でグランプリを受賞するなど、ワークショップを元に、人の関わりがあってはじめて映像が成立するという点で、《PIKA PIKA》はアニメーションの新しい境地を開いたともいえる作品である。

What started only as a simple idea, now became a new fun thing for people to meet, mingle and make art. Armed with flashlights, cameras and lots of illuminated imaginations, they are here paint the night with colours! So who’s to blame for this? Actually they’re two – Nagata Takeshi and Monno Kazue – the creative forces behind the PikaPika project and they are here to share their thoughts about the art of light painting and its future with us!

Pika Pikaとはなんですか?このプロジェクトに、どのように行き着いたのでしょうか?また、Pika Pikaの展望をどのようにお考えでしょうか?

Nagata Takeshi/Monno Kazue: ピカピカとはあなたの心に光の花を咲かせるプロジェクトです。
どこからともなく集まった人々が、みんなでひとつの光のラクガキを空中に描きます。
1枚の写真に焼き付けられた光のラクガキは、その場のみんなが共有し、そこから笑いがおこり、心が温かくなります。
きっかけは、子供から大人まで簡単に楽しむ事ができるアニメーションのワークショップを企画したことが始まりでした。写真を通して、光で絵が描けるのは以前から知っていましたので、これをアニメーションに生かせないかと思っていたのです。やってみると、作る方は楽しく熱中でき、コミュニケーションも深まり、そして思った以上に興味深い作品になったのです。そのとき、この手法はとても面白いので今後も続けていきたいと思いました。ワーカホリックに陥っているクリエイティブな仕事をしている仲間、インターネットを通じて集まったクリエイティブなことが好きな人達、海外から遊びに来た友達など、色々な人種と時間があると集まって作りました。そしてどんどん仲間が増えていきました。これが2005年のことでした。
それらで出来たカワイイ写真たちを、ひとつの映像作品にしたところから新しい展開が始まりました。
その映像を見た人が、私たちの始めた活動に共感し、映画祭に招待されたり、ライブパフォーマンスやワークショップに呼ばれる様になりました。
今後は、フィーチャー・フィルムで物語のある作品を作りたいですね。
また、活動の場所をもっと面白い場所に増やしたいと思っています。たとえば海の中とか。

ライトペインティングを実際に行う前にどれぐらいの時間をかけてアイデアだしや、計画をたてますか?実際に内容のどれくらいが即席のアイデアで、どれくらいが演出を予め予定されたものでしょうか?

NT/MK: 考える時間は作品によって違います。基本的には参加者各自がそれぞれ考えて、即興を行っているので、準備にあまり時間をかけません。しかしクライアントワークなどでは、ストーリー・ボードを作成して、アイデアを練りこんでから撮影に望みます。それでも自由な部分はたくさん残します。
たとえば、文字や、人物やキャラクターが登場する場合は、その部分を中心に見せる様にタイムラインに沿ってカメラワークやライティング(照明)の計画を行います。それ以外の部分は自由に作るという具合です。

最初から、光をアートとして見ることができていたのですか?それともアートとして目に映るようになるまで時間がかかりましたか?

NT/MK: 長時間露光による光の残像は、車のテールランプなどを使ったものをよく見かけていたので、写真としてアーティスティックだと思っていました。ワークショップでドローイングの方法として光の絵を描いた事がきっかけで、見るためのアートではなく、参加するアートという表現方法を思いつきました。

以前ロモグラフィーのカメラをご覧になったことがありましたか?または今回が初めてでしでしょうか?

NT/MK: はい。友人が持っていたりしましたし、定着した写真の独特の風合いがとても好きです。

Diana+を使用してのライトペインティングについて教えて下さい。動画作成はいかがでしたか?

NT/MK: 最初は、ブローニーフィルムを用いて撮影をしていたのですが、これでは残念ながら描いたその場で見ることが出来ないので、描いた人達のコミュニケーションが生まれませんでした。その時はPIKA
PIKAプロジェクトには不向きだと思いました。
しかし、Fujifilm Instax Miniを使うことが出来る、Diana Instant Back+が発表され、新たな挑戦がはじまりました。
それは手に取ることができる唯一無二のPIKA PIKAフィルムをその場で作成できるということです。
そこで、ライトペインティングによるパラパラマンガ(フリップブック)を作るワークショップをやったのです。これが大成功。
家族やその場で集まったみんなが想い想いの作品を楽しんで作って、出来たフリップブックをみんな持ち帰りました。
そのフリップブックが映像作品になっているので、是非みなさんご覧くださいませ。

もしライトペインティング作品に3つのサウンドトラックを付けるとしたら、どのアーティストの、何と言うタイトルの曲を3曲選びますか?

NT/MK: Daft Punk – “Harder, Better, Faster, Stronger”, Röyksopp – “Eple” , The Cinematic Orchestra – “Diabolus” and Naoto Taguchi & rurarakiss – “unti” (今回使わせてもらったサウンドトラック)!

あなたを元気にする地元のお勧めスポットを教えて下さい。レストラン、本屋、カフェ、バー、公園等、どこでもあなたの街を訪れた際に見逃せない場所を教えて下さい

NT/MK: Lucky garden (Sri Lanka restaurant)http://luckygarden.jp/
ピカピカのTシャツ(添付ファイルあり)にもしている愛犬ナポレオンを連れて、森の中のカレー屋さんに行きます。
初めて行く人はみんな迷うからトーチカにご連絡を。お店にお連れしますよ!

もし、無数にライトペインティングに協力する人がいて、バッテリーや、フラッシュ等全て気にせずに作品を作れるとしたら、どのような作品を作りたいですか?

NT/MK: すごい質問ですね!もちろん宇宙から見えるピカピカを作りましょう。宇宙人が返事をくれるかも!?

ライトペインティングをする際に一番肝に命じておかなければならないことは何でしょうか?また、典型的なミス、ライトペインティングをより簡単に実施するテクニックを教えて下さい。

NT/MK: 大切なことは、深く考えないことです。私たちは「ハッピーアクシデント」を強く信じています。
気軽に、楽しく、お酒でも飲みながら、友人や、家族や、恋人や、はたまた意中の人と一緒に楽しくトライしてみましょう。その気持ちが写真に焼き付けられます。きっと失敗だって楽しめるはず!

今後自分たちの手で世界中を照らしたいと熱望しているDiana+をユーザーに何かアドバイスを頂けますか?

1人で楽しむのだけでなく、出来た写真や映像をネットワークで共有しましょう!
そこにまた新たに人々が集まって、さらにその輪が広がって、言語や文化や宗教をコミュニケーションが達成されるはずです。みなさんにどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

さあ、みんな遊ぼう!

written by kazarareta on 2009-08-10 #people #long-exposure #lomo-amigos #lightpainting #diana-f #diana-instant-back #artists # # #pikapika # #lomoamigo
translated by takuji

More Interesting Articles