映画監督 亀井岳&古木洋平、LomoKinoで撮る

2010年公開 映画『チャンドマニ』を初め、現在制作中の映画『ギターマダガスカル』でもコンビを組まれている映画監督 亀井岳さんと古木洋平さんにLomoKinoを使ったショートムービーを制作して頂きました!作品のテーマやエピソード、アドバイスなど見どころ満載のインタビューと共にご覧ください!

*今回のインタビューは、亀井岳さんと古木洋平さんお二人にご回答頂いています。

左:古木洋平さん 右:亀井岳さん

名前 :TAKESHI KAMEI
都市 :OSAKA
:JAPAN

名前 :YOHEI COGI
都市 :KYOTO
:JAPAN

ウェブサイト
www.chandmani.com (2010年公開 映画『チャンドマニ』)
www.guitarmadagascar.com (制作中 映画『ギターマダガスカル』)

簡単な自己紹介をお願いします。

亀井岳 69年大阪市出身。彫刻からインスタレーションを経て、映画を作るようになっていました。
古木洋平: 81年鹿児島出身。南米撮影旅行中、亀井氏と出会い映画の撮影を始める。現在、写真家・西野壮平のドキュメンタリーを制作中。

ロモグラフィーのカメラを以前にもご使用頂いたことはありますか?

亀井 いいえ。ただ身近な人が持ってたような気がします。
古木 はい。LC-Aを使用していました。

映像に興味を持ち始めたきっかけは何でしたか?

亀井 親父ですね。
古木 子供の頃行ったテーマパークの映像アトラクション。

LomoKinoを一言で表すと?

亀井 押すな!まわせ!
古木 一緒に歩ける映画カメラ。

今回LomoKinoで素敵な作品を製作して頂きましたが、この作品にはどんなテーマや思いが込められているのでしょうか?

亀井 まずは『旅するカメラ』というのをテーマにしました。これは僕たちの映画にも通じることなのでごく自然にきまりました。さらに二人でディスカッションすることで『出会い』や『記憶』などのキーワードを肉付けました。

映画「チャドマニ」ではモンゴルを舞台にドキュメンタリー作品を撮影されていらっしゃいますが、今回の作品でも地元の商店街から、遠くパリまで1つの草餅がつながるドキュメンタリーの要素を感じました。たくさんのキャストが出演されていますが、どのような経緯でこのモチーフを選ばれたのでしょうか?

亀井 まずLomoKinoで撮影出来る映像が、あたかも記憶の奥底からにじみでてきたような印象があるので、出来れば一回見ただけでは分からないような印象的なモノをつくりたいというのがありました。三つ四つ出し合ったアイデアの中、京都の商店街からはじまって、パリのミュージシャンのところに行く。そこに全く関係がない子供達が絡むといった構成がでてきました。シャボン玉は全く独立したアイデアだったのですが構成の中にうまく吸収出来たと思います。

古木 最後に草餅を受けとる彼は、映画『ギターマダガスカル』に出演しているギターリストMikaです。後半の音楽は彼が即興で曲を作ってくれました。

今回の作品に出ているMikaさんが次回作にも出演されているという事ですが、新作はどんな映画なんでしょうか?

亀井 新作はマダガスカルのミュージシャンが主人公のドキュメンタリー・ロードムービーです。前作の『チャンドマ二』は音楽が人と自然の営みから生まれることを テーマにしていましたが、『ギターマダガスカル』はもう一歩踏み込んで生命のサイクルがテーマになっています。とはいえ、日本ではまだまだ知られていない マダガスカルの軽快なポピュラーミュージックとその美しいバックボーンはそれだけで必見ですよ。

古木 『チャ ンドマ二』同様、『ギターマダガスカル』も撮影がほとんど旅でしたね。基本的には現地の流儀に入っていくので、日本人の感覚のままでは90%が想定外でハプニングばかり。もっと効率のいいやり方があるのかもしれませんが、対象に肉薄するというか、それを超えてもっと自然なカタチになることを目指す、そうい う意味では僕らは不器用かもしれませんね。今回の『kusamochi』にピンときた方には是非観ていただきたいです。

この作品はお二人でご制作されたとのことですが、どのような役割で取り組まれたのでしょう?

亀井 映画制作と同様に僕が主なプロットと編集、古木がカメラを回すといった役割です。

撮影していて、印象的な出来事や、こだわった点があればお聞かせください。

亀井 普段はデジタルで製作するのに慣れているので、撮影したものをすぐ確認出来ないのは、今になっては斬新で潔さを試されているようでした。

古木 こだわった点は、カチャカチャとカメラのハンドルを回すスピード。歩くシーンはゆっくりと回し記憶が断片として残るような印象に、人物撮りは早く回し丁寧に見せたつもりです。

© yohei cogi / photo by LOMO LC-A

LomoKinoで作品を作る上で、参考になるアドバイス等はありますか?ドキュメンタリー作品も制作されているお二人に、一枚一枚の写真の撮影とは違ったムービーとしての構成の仕方をお聞きしてみたいです!

古木 テーマを決めてカメラを回すと編集も楽しくなるかと思います。また撮影をするシチュエーションによってISO感度やフィルムを選ぶことでよりLomoKinoを活かすことができるはずです。
亀井 LomoKinoのルックスのかわいさで誰の気持ちも完全につかむことができます!

これからLomoKinoでチャレンジしたい映像作品はどんなものでしょうか?

古木 撮影したフィルムに直接触り酷く劣化した記録映像を作りたい。
亀井 子供が出来たら成長記録を撮ります。

最後にLomoKinoをこれから使ってみようという方に何かメッセージをお願いします!(告知もあればどうぞ!)

古木 LomoKinoは気軽に回せるムービーカメラです。どこかへ行くまでの道のりを記録し、日記映画に挑戦してみてください!
現在、私たちの制作している映画「ギターマダガスカル」は、アフリカのマダガスカルを舞台にした音楽ロードムービーです。マダガスカルを代表するギターリスト4名がそれぞれの故郷を訪れ、彼らのルーツを探る旅を撮影しました。独特な文化で育まれた彼らの豊かなメロディーを、そしてマダガスカルの旅を、是非とも劇場で体感して下さい!

© 2012 guitarmadagascar



インタビュー中に登場した亀井岳さん古木洋平さんの監督作品:

チャンドマニ
(2009年/日本・モンゴル/DV/96分/カラー/モンゴル語)
ホーミーの故郷「チャンドマニ村」を目指す二人の青年が、モンゴル人である自分自身と向きあう旅を描いたドキュメンタリードラマ。風の中に溶けこんでいくようなホーミー、少数民族による昔ながらの芸能など、心に響く音の数々が散りばめられている。

ギターマダガスカル
(2012年公開予定/日本・マダガスカル/HD/カラー/マダガスカル語)
伝統音楽が生き続けるマダガスカルのミュージックシーンに焦点を当て現地で活躍する4人のギターリストがマダガスカル音楽のルーツをたどる。それぞれの旅を終えた彼らが集まりひとつの楽曲を制作する。果たして彼らが旅のなかでみつけたものとは……。最も遠いアジアとも言われるアフリカの島国マダガスカルを躍動感あふれる音楽で駆けるロードムービー。
official HP: http://guitarmadagascar.com/
Twitter: g_madagascar

制作協力:

Mika (出演、音楽):’’Mika&Davis’’としてマダガスカルで活躍するミュージシャン。映画『ギターマダガスカル』に出演。( 動画PV

佐藤那美 (音楽):宮城県出身。繊細なピアノの旋律を奏でる音楽家。七尾旅人主催DIY HEARTSに参加。( 音楽プロジェクトDIY HERTS

written by kyonn on 2012-04-19 #people #lomoamigo

More Interesting Articles