Best of the Best: ボリス・バルネット

映画が誰にとっても唯一の娯楽だった黄金時代。サイレントからトーキーまでを生き、ラブロマンス、サスペンス、悲劇、コメディとあらゆるジャンルの映画を手がけた娯楽映画の天才、ボリス・バルネット。彼の偉業は、彼の死後にチャップリンやバスターキートンなどと並び称され、評価されています。何もかもがアナログで撮影された時代に数々の名作を残した巨匠、ボリス・バルネットについてご紹介します!

さまざまなジャンルで痛快な娯楽作品を発表し、1930~40年代の共産党政権下のソビエト映画を面白くした“映画の貴公子”ボリス・バルネット。彼はエイゼンシュテインの同時代人で、ほぼ同時期に映画界に入っています。
美術学校に通いながら、実験演劇スタジオの小道具係として働いていたときロシア革命が始まり、赤軍に志願。内戦終了後、プロボクサーとして活躍しているところをクレショフ監督に誘われて映画界に入りました。「ミス・メンド」(1926)で監督デビューして以来、晩年にいたるまで、さまざまなジャンルで痛快な娯楽作品を発表しましたが、1965年に自殺。その後、欧米を中心に再評価されています。

下に紹介するのはボリス氏の映画のカットの一部。アナログで撮影した作品は一枚一枚のカットまで美しい!

ボリス・バルネット フィルモグラフィー
監督作品(長編)

1927 『ミス・メンド』Мисс Менд
(フョードル・オツェプと共同監督)
1927 『帽子箱を持った少女』Девушка с коробкой 
     『十月のモスクワ』Москва в Октябре
1928 『トルブナヤの家』Дом на Трубной
1931 『雪どけ』Ледолом (Анка)
1933 『国境の町』Окраин
1935 『青い青い海』У самого синего моря
1939 『九月の夜』Ночь в сентябре
1940 『騎手物語』Старый наездник
1942 『ノヴゴロドの人びと』Новгородцы (Славный малый)
1944 『あるとき夜中に』Однажды ночью
1947 『諜報員』Подвиг разведчика
1948 『人生の数頁』Страницы жизни
(アレクサンドル・マチェレートと共同監督)
1950 『豊かな夏』Щедрое лето
1952 『ウクライナ芸術の巨匠たちのコンサート』Концерт мастеров украинского искусства
1955 『リャナ』Ляна
1956 『詩人』Поэт
1957 『レスラーと道化師』Борец и клоун
(コンスタンチン・ユージンと共同監督)
1959 『アーヌシュカ』Аннушка
1961 『アリョンカ』Алёнка
1963 『小駅』Полустанок

[ ボリス・バルネット傑作選オフィシャルサイトへ ]

written by kyonn on 2012-01-12 #lifestyle

More Interesting Articles