アンリ・カルティエ=ブレッソンとストリート写真

フランスの写真家であるアンリ・カルティエ=ブレッソンは現代フォトジャーナリズムの父と称され、数多くの写真家たちに影響を与えてきた。彼のイメージは対象の感情といったものをとらえ、そして彼の写真構成は直感的なものであった。
アンリ・カルティエ=ブレッソンのストーリーを彼の写真とともにお楽しみください。

Two Old China Hands, Shanghai 1949 image © Henri Cartier-Bresson via Laurence Miller Gallery

アンリ・カルティエ=ブレッソンは当初、画家を志していた。しかし自分のまわりの人たちの生活の中にある安息できる瞬間をとらえることへの興味から、彼はストリート写真の道にのめり込んでいった。彼は社会での大きな出来事や戦争や衝突もしくはなにか興味深いものを写真にした。彼のストリート写真は素晴らしく、すべての写真家のお手本になるほどである。

Srinagar, Kashmir 1948 image © Henri Cartier-Bresson via After Image Gallery

アンリ・カルティエ=ブレッソンが一流のストリート写真家である一つの要因は、彼が撮影する場所に没頭することにある。彼は世界中を旅した。ヨーロッパ、アメリカ、アジアにアフリカ。そしてその土地の文化や人々を学ぶために長く滞在したのであった。これによって、どのようにアプローチして撮影するのか理解していったのである。

Volcano of Popocatepetl, Mexico 1964 image © Henri Cartier-Bresson via After Image Gallery

アンリ・カルティエ=ブレッソンは個人的な撮影も多く行っていた。そういった撮影をするときにはいつも、50mmのレンズしか使わなかった。それによって一つの道具に精通し、レンズが体の一部として感じられるまで腕を磨いていくことができた。これはまた、ストリート写真の技術も向上させた。

Quai de Javel, Paris 1932 image © Henri Cartier-Bresson via After Image Gallery

ストリート写真家はまわりにとけ込むことを身につけることが重要である。ありのままの瞬間をきりとるために必要なことであり、いいストリート写真というものは対象がカメラの存在を忘れた瞬間に撮影できるものだからである。これがまさにアンリ・カルティエ=ブレッソンのなしえたことなのである。彼はカメラを隠したり、黒いテープを巻きつけて見えにくくしたりしたのだった。

Hyde Park, London 1937 image © Henri Cartier-Bresson via Laurence Miller Gallery

写真家になるまえは画家であったせいか、彼の写真の構成は絵画のそれとよく似ている。そこにいる人々や風景、そして物体にいつもフォーカスされているのである。アンリ・カルティエ=ブレッソンは実際に晩年には写真を撮るのをやめ、画家の仕事に傾倒していった。

Children Playing by the Berlin Wall, 1962 image © Henri Cartier-Bresson via Laurence Miller Gallery

こういったことがアンリ・カルティエ=ブレッソンを優れたストリート写真家にした要因である。これらの才能があったからこそ、彼の写真はこれから先も間違いなく輝きを失わないだろう。

アンリ・カルティエ=ブレッソンはコーネル・キャパとともに仕事をした。次の動画から彼の写真哲学を知ることができる。

Lomography.comには他にもアンリ・カルティエ=ブレッソンに関する記事があります。次のリンクからご覧になれます。
Best of the Best: Henri Cartier-Bresson,
Grey, Blurry, Small, Odd Crop
London Street Photography

written by jeanmendoza on 2011-09-25 #lifestyle #street-photography #photography #photographer #painter #henri-cartier-bresson
translated by keni

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