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小値賀島(Ojika Island)

幼少時代を過ごした長崎県の「小値賀島」を22年ぶりに訪れました。小値賀島は五島列島の北部に位置し、西海国立公園にも指定されている自然の美しい島です。

九州は長崎県の西方にある五島列島。大小140余りの島々からなり、その美しい自然は西海国立公園に指定されています。その北部に位置する「小値賀島」は人口約3000人の小さい島。そして私が幼少時代の5年間を過ごした想い出深い場所です。

この夏、休暇を利用して22年ぶりにその地を訪れる事ができました。

島の面積は25.46km²。決して小さくはありませんが、小値賀港ターミナル内で借りられるレンタサイクルを上手く利用すれば1日で数多くの観光名所を巡ることができます。残念ながらレンタカーはありませんが、切り立った地形の多い五島列島の島々に比べれば比較的平坦な地形なので自転車での移動はそれほど苦ではありません。

小値賀島は漁業の他に酪農も盛んで、町内の至る所に牛舎があります。立派な黒毛の小値賀牛を間近で見ることも可能です。自転車を運転する際、自動車はもちろん、場所によっては牛にも注意が必要です。

自転車で西海の大自然を満喫しながら想い出の地巡り。私が小学3年生まで通っていた小値賀小学校は、幼い頃の想い出の場所が大抵そうであるように当時より小さくなってしまったように感じました…。
夏休み中で生徒の姿はなく、職員室でOBである旨を告げると先生から学校内を自由に散策していいとの許可をいただくことができました。運動場、廊下、教室…その全てが懐かしく、過去の様々な想い出が去来します。

帰り際、先生にお礼の挨拶をした時、この小学校は耐震構造の規格を満たしていないので来年の春までしか使われず、そのうち取り壊されてしまうという話を聞きました。

この夏、この地を訪れたことが運命だったのではないかと思わずにはいられない出来事でした。母校が取り壊されてしまうのは悲しい限りですが、最期の姿をこの目に、そしてフィルムに焼き付ける事ができて本当に良かった…。

さて、小値賀を紹介する際になによりも特筆すべきはその海岸美です。白い砂浜と透明度の高いエメラルドブルーの海。22年経った今でもその美しさはまったく変わりませんでした。もちろん青く澄んだ空、そして緑の豊かさもまた小値賀の魅力であり、その豊かな自然に育まれた人々の温かさ、優しさも旅の先々で感じることができました。

最近では観光にかなり力が入っており、アットホームな旅館や民宿、海産物がとても美味しい食事処が沢山あります。1泊2日の旅の中で困った事といえば携帯電話の電波があまり届かなかった点くらいでしょうか…。それすらも「不便」という訳ではなく、日常の柵から解き放ってくれる小値賀の魅力なのではないかと思えたくらいです。

小値賀からフェリーで佐世保へと向かう際、観光協会の方が港からずっと、ずっと…本当に見えなくなるまで両手を振ってくれた事が最後の最後で胸を打ちました。

西海の楽園「小値賀島」。自然も人の心も豊かなこの地をぜひ皆さんも訪れてみて下さい。

written by 8sea

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