レビュー: Lomo'Instantとレンズセットを使ってみて
1 Share TweetLomo’Instantとレンズセットを使ってみました。レンズは、魚眼、ポートレート、クローズアップの三種類でしたが、その中でも魚眼レンズに惹かれて、ほとんど魚眼レンズを付けっぱなしでいました。また、Lomographyのインスタントカメラなので、ロモのフィルムカメラでのテクニックを試してみています。はじめてやってみる実験のため、失敗も多かったですが、すごく楽しかったです!
魚眼レンズでチューリップを、黒い部分にはクローズアップレンズで花を重ねています。
このモンシロチョウはいくら近づいても飛ばなかったので、ずっと撮影会をさせてもらっていましたー。
多重露光をするときにレンズを変えられるので、違った効果を重ねたいときにはぴったりのカメラでした。
はじめに、LomographyのサイトにアップされたLomo’Instantの写真を見ていて、多重露光をやってみたい!と思っていました。
スプリッツァーの代わりに、私は手をかざして撮影をしていました。その結果、真ん中に微妙な隙間ができています。
普段は失敗がこわくて、あまり多重露光をしないのですが、Lomo’Instantはその場で見られるので思い切って失敗しようと思い、何度か挑戦してみてお気に入りの写真ができました!
現実に見ている姿を組み合わせて、それ以上を写せることが楽しいですね。
Lomo’Instantで難しいなと感じたのは、距離感と露出でした。
冷静になってみれば、本体底部に露出表が書いてあるので、それに従えばよかったのですが、花のすぐ近くまで寄ってフラッシュをたくと真っ白になったり、またはこんな風に緑色になったりしました。
この変化については gakurou さんが この記事 で紹介されていました。実際にその写真が出て来たときにはびっくりしました!
橋の上の手すりにカメラを置いて数を数えて。そんなスローな撮影も楽しいなと思えるバルブ撮影でした。
Lomo’Instantは横の面がほぼ平らなので、安定感があり、三脚がなくても平らな場所さえあれば撮れるのではないでしょうか。
夜景も撮れるのはなかなかおもしろいインスタントカメラですね!
魚眼なので、周りの部分は黒く写ります。その部分であそんでみようと思いました。
この兜はフィルムが入った状態で裏蓋を開けるフィルムカメラではおなじみの「ライトリークス」。
左側に白い光が入りました。ちょっと不思議な感じがします。(注意:フィルム一枚は完全に感光して真っ白になってしまいました)
上手くいくかどうかは運次第です!念のため、残り枚数が少ない時(2枚くらい)に試した方がいいと思いますよ……!
Lomo’Instantを使ってみて感じたのは、すぐ見られるアナログな写真の楽しさです。魚眼レンズ用ビューファインダーがないので、どうなるかは出てきてからでないとわからないのですが、その場で出来上がりを確認できるので、失敗したらまた調整しようと前向きな気持ちで、あまり失敗を怖がらずに試してみることができました。
また、出来た写真がすぐプリントとして現実に生まれるというのが、撮った実感が湧いてきます。帰る頃にはフィルムがバッグにたくさんあって、魚釣りが終わったかのように今日はよくとれたなーって思えるのも嬉しかったです。
このすぐプリントされる特性を生かして、写真を何枚か組み合わせて遊ぶのも楽しそうです。
なんとなくではあるのですが、最初の内は室内で撮影をしたほうが上手くいきやすいような気がします。外の露出は変化しやすいので、一定の光のある場所で練習して慣れたら外に行った方が冷静に、失敗も少なく、撮影ができそうです。
実験結果をすぐ知りたい!と言う時にはぴったりなLomo’Instant。
もっといろいろな方法で遊びたくなるカメラでした。
written by kotpa on 2015-07-14 #gear #people #review # # #lomoinstant
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