Pinhole カメラを手軽に作ってみよう!

Lomography Laboratory Works(実験室)へようこそ。「世の中にはまだまだ不思議なテクニックやよく分かっていない撮影方法がたくさん隠れています。そんなテクニックを実験によって明らかにして行こう!」とそんな企画です。 今回は
インスタントバックを使ってピンホール(針穴)カメラを作ってみます。

Lomography Laboratory Works(実験室)へようこそ。「世の中にはまだまだ不思議なテクニックやよく分かっていない撮影方法がたくさん隠れています。そんなテクニックを実験によって明らかにして行こう!」とそんな企画です。 今回はインスタントバックを使ってピンホール(針穴)カメラを作ってみます。

ご利用の前に


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ピンホールカメラと聞いてピンと来ない方も多いと思います。
今週末4月25日(日)は、”World Pinhole Day”ということで、世界中のLomographyでも、ピンホールに関するイベント、ワークショップ、コンペが開催されるのですが、そもそもピンホールってなんだ?という方、いらっしゃると思います。そんな疑問に簡単にですが、答えたいと思います。

まず、カメラの基本。
カメラにはレンズが付いていますね。(Lomographyでは、レンズは一つ、なんて言いませんが。)

こんな感じです。

DianaF+


これに対し、ピンホールのカメラでは、針で開けたような小さな穴を使って写真を撮ります。

こんな感じの針穴です。

Diana Multi Pinhole Operator


大体針の先で開けたくらいの穴で撮る写真のことです。
(穴の大きさについては色々と複雑なので割愛です。)

レンズでは、何分の1秒、光を入れれば写真になりますが、ピンホールではそうはいきません。
1秒2秒・・・・・1分2分・・・・・1時間2時間、と必要な光の量によって時間がかかります。
その分、普段とは違った味わいのある写真を撮ることができます。


前置きはここまで、さっそく作ってみます。


用意したもの
- Diana Instant Back+
- Diana Miniパッケージの箱
- 黒いテープ
- ピンホールの穴を開けた厚紙(綺麗な穴が開けられれば何でも可。色が黒だとなお可)

工具
- カッター
- はさみ
- 針
- 黒いスプレー


制作の過程

1、Diana Instant Back+をDiana Miniの箱に仮付けし、フィルムの中心辺りにしるしを付けます。

2、しるしを中心に穴を開けます。

3、Diana Miniパッケージの箱の内側を黒くします。(今回は、スプレーで塗りました。)

4、スプレーが乾いたところで、2で開けた穴にピンホールの穴を開けた厚紙を取り付けます。

5、Diana Instant Back+を箱に取り付け、隙間の無い様に黒いテープで周りを塞ぎます。

6、ピンホールに直接くっつかないように気を付けながら、テープでシャッターを作ります。

7、完成


所要時間 約1時間 (主にスプレー塗装の乾燥時間)


アドバイス
- 厚手で無い箱や、缶などを使う場合には、直接ピンホールの穴を開けたほうが手間がかからず簡単になると思いま す。
- ピンホールの穴は、針の先が少し飛び出す程度で大丈夫です。裏からも同じ程度針を通すと穴が綺麗になりました。

さて、試し撮りです。

Lomography Gallery Store Tokyo店内、及びオフィス内 25秒露光

すこし暗めですが、なかなかドリーミーなピンホール写真となりました。
注意するべきは、チェキのフィルムはなかなか露光時間がシビアなことですね。

最後に本家Dianaのピンホール写真と見比べてみましょう。結構写真の表情が違うものですね。

ピンホール写真、みなさんもチャレンジしてみてください。

4月25日はWorld pinhole day!!
関連記事:
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written by kyonn on 2010-04-22 #gear #tutorials #tipster #lomography-laboratory-works #pihole # # #

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